ピラティスを始めて半年。自分の身体と向き合う時間を続けて感じたこと

今年の2月から始めたピラティス。気がつけば、半年が経ちました。始める前は、正直なところ「私、ちゃんと続けられるかな?」という不安もありました。
何かを始めるときって、最初はやる気があっても、忙しくなったり、思うようにできなかったりすると、だんだん足が遠のいてしまうこともありますよね。
だからこそ、半年間続けてこられたことは、自分でもちょっとした驚きです。

最初は、思うように身体が動かない

始めたばかりの頃は、先生の動きを見ても、なかなか同じようにできませんでした。

「え、どうやって動かすの?」

「この動き、合っているのかな?」

そんなことを思いながら、見よう見まねで身体を動かしていた気がします。頭では分かっているつもりでも、実際に身体を動かそうとすると、思うように動かない。
自分では動かしているつもりなのに、違うところに力が入ってしまったり、意識したい部分がうまく使えなかったり。
そして、翌日には笑えるくらい地味に痛い筋肉痛。(これも山伏修行の時の筋肉痛とは比べ物にならないくらい少しだけ痛い、我慢できる程度・・・)
痛いということは普段使えていないこと。と自分に言い聞かせながら通っていくうちに少しずつできることが増えてきました。
10回の動きが最初は3回で音を上げていたのですが、気がついたらヒーヒー言いながら10回できるようになったり。
最初は難しかった動きが、いつの間にかできるようになっている。
以前は意識できなかった身体の感覚に気づけるようになっている。
そんな小さな変化が、続けることの楽しさにつながっているように感じます。

もちろん、今でもできないことはたくさんあります。少しでも上級クラスに出てみると笑っちゃうくらい全然出来ない。
それでも、最初の頃と比べると、身体の使い方や意識の向け方が少しずつ変わってきたように思います。

続けることに意味がある

何かを始めるとき、私たちはつい「どれくらいでできるようになるんだろう」「いつになったら変化を感じられるんだろう」と考えてしまいがちです。
もちろん、目標を持つことも大切です。
でも、ピラティスを半年続けてみて、私が感じているのは、結果だけではなく、続けていく過程そのものにも意味があるということ。
昨日できなかったことが、今日少しだけできるようになる。
自分の身体の癖に気づく。今まで意識していなかった部分に目を向けられるようになる。そうした小さな積み重ねが、少しずつ自分の身体への理解につながっていくのだと思います。
一度やっただけですべてが変わるわけではないけれど、続けることで見えてくるものがある。
それは、身体を動かすことに限らず、いろいろなことに共通しているのかもしれません。

誰のためでもなく、自分の未来のために

ピラティスを続けているのは、誰かに褒めてもらうためでも、誰かに認めてもらうためでもありません。
自分の身体と向き合い、これから先の自分が、少しでも心地よく過ごせるように。
未来の自分への小さな投資のようなものだと思っています。
年齢を重ねるにつれて、身体との付き合い方も少しずつ変わっていきます。
若い頃と同じように動けるとは限らないし、忙しい毎日のなかで、自分の身体のことを後回しにしてしまうこともある。だからこそ、今の自分の身体を知り、できることを少しずつ積み重ねていく。
そんな時間を大切にしたいと思うようになりました。
未来の自分が「あのとき始めておいてよかった」と思えるように。
無理をして頑張るのではなく、自分のペースで続けていけたらいいなと思っています。

鍼灸も、少し似ているところがある

こうしてピラティスを続けていると、鍼灸の仕事にも通じるところがあるなと感じます。
鍼灸を受けに来られる方のなかには、肩こりや頭痛、疲れやすさ、眠りのお悩みなど、日々の不調をきっかけに来院される方がたくさんいらっしゃいます。
もちろん、つらい症状があるときには、まずそのつらさを少しでも和らげることが大切です。
でも、私が鍼灸師として大切にしたいと思っているのは、その場の症状だけを見ることではありません。
施術を通して、自分の身体が今どんな状態にあるのかを知る。どんなときに疲れやすいのか。
どんな姿勢や身体の使い方が負担につながっているのか。
忙しい日々のなかで、どんなサインが出ているのか。
そうしたことに少しずつ気づけるようになると、自分の身体との付き合い方も変わってくるのではないかと思います。
身体の状態は、毎日同じではありません。
仕事が忙しい日もあれば、よく眠れた日もある。
季節や生活環境によって、調子が変わることもあります。
だからこそ、自分の身体を知り、そのときどきの状態に合わせてケアをしていくことが大切なのだと思います。

鍼灸も、一度受けたらそれですべてが完結するというものではありません。

必要に応じて施術を重ねながら、自分の身体の変化を知り、日々の過ごし方や身体との付き合い方を見つけていく。
その積み重ねが、これから先の自分の身体を大切にすることにつながっていくのではないでしょうか。

自分の身体を知るためのお手伝いを

ピラティスを始めたことで、改めて感じたことがあります。
それは、自分の身体のことは、意外と自分でも分かっていないということ。
動かしているつもりでも、うまく使えていなかったり、知らないうちに力が入りすぎていたり。
でも、少しずつ意識を向けていくことで、今まで気づかなかった感覚に出会えることがあります。
鍼灸師として、私が皆さまにお伝えしていきたいのも、そんな身体への気づきです。
不調が出たときに、ただ我慢するのでもなく、自分を責めるのでもなく。

「今はちょっと疲れているのかもしれないな」

「今日は少し身体を休めてあげよう」

そんなふうに、自分の身体の声に気づき、無理なく付き合っていけるようになっていただけたらうれしいです。
そのために、鍼灸の施術を通して身体の状態を一緒に確認したり、日々の過ごし方を考えたり。
皆さまが自分の身体を理解し、これから先も心地よく過ごしていくためのお手伝いをすること。
それが、鍼灸師である私の役目なのだと、改めて感じています。

ピラティスも、まだまだこれから。

できないこともたくさんありますが、焦らず、自分のペースで続けていこうと思います。
誰かと比べるのではなく、過去の自分と比べて、少しずつ。
皆さまも、ご自身の身体を大切にする時間を、ほんの少しでも持っていただけたらうれしいです。

はり灸サロン月花で、皆さまの身体と向き合うお手伝いができることを楽しみにしています。

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