今年も暑い日続きで参っている人も多い印象です。エアコンが苦手と言ってもエアコンをつけないわけにはいかないし、仕事にもいかなきゃいけない。
そんな中、月花にこられるお客様からは
「朝起きたら、なんだか身体がだるい」
「少し頭が痛いけれど、薬を飲むほどではない」
「寝たはずなのに、朝から身体が重い」
と言った声をよく聞きます。
夏の終わりになると、こうした「なんとなくの不調」を訴える方が増えてきます。
特に昨年頃から、私の身近でも若い女性から「朝起きたときのだるさや軽い頭痛がつらい」という相談を聞くことが増えました。
もちろん、こうした症状には睡眠不足や疲労、冷房による冷えなど、さまざまな原因が考えられます。
ただ、夏の時期に忘れてはいけないのが「脱水」です。

寝ている間にも、身体から水分は失われています
私たちは寝ている間にも汗をかき、呼吸をしています。
暑い夜や、冷房をつけていても湿度が高い環境では、気づかないうちに身体の水分が減っていることがあります。そのため、
・朝から身体がだるい
・軽い頭痛がする
・ぼんやりする
・身体に力が入りにくい
・喉が渇いている
などの症状があるときは、「寝不足かな」「疲れているだけかな」と決めつけず、水分不足がないかも確認してみてください。
特に、頭痛がどんどん強くなる、吐き気やめまいがある、意識がおかしいなどの症状がある場合は、単なる「軽い脱水」と考えず、早めに医療機関へ相談することが大切です。

夏の終わりは「経口補水液」をおうちに
私は夏の時期には、いざというときのために経口補水液を家に用意しておくことをおすすめしています。
経口補水液は、普段の水分補給として毎日飲むためのものではありません。
汗をたくさんかいたときや、脱水が疑われるときなどに、水分と電解質を補給するためのものです。
「今日はいつもより汗をかいたな」
「朝から少しおかしいな」
そんなときに、すぐ手に取れるようにしておくと安心です。
「経口補水液がおいしい」は身体からのサイン?
ここは少し注意してほしいところです。脱水状態では、経口補水液を普段より「おいしい」と感じることがあります。
ただし、「おいしいと感じた=必ず脱水している」わけではありません。
もし経口補水液を飲んで「いつもよりおいしく感じるな」と思ったら、その日は水分だけでなく、汗などで失われるミネラルも意識してみましょう。
例えば、食事の中で味噌汁やスープ、梅干し、野菜などを取り入れるのもひとつです。
また、寝る前に水分をとる習慣がある方は、ただ水だけを大量に飲むのではなく、日中の食事も含めて適切に水分と電解質を補えているかを見直してみてください。
※経口補水液は、脱水状態でない人が日常的に飲むものではありません。持病がある方や、水分・塩分の摂取に制限がある方は、医師や薬剤師に相談してください。
「朝の不調」をそのままにしない
夏の終わりは、身体が暑さに疲れているうえに、睡眠不足や食欲低下、冷たいものの摂りすぎなども重なりやすい時期です。だからこそ、
「朝からだるいけど、仕事には行けるから大丈夫」
「少し頭が痛いけど、いつものこと」
と我慢してしまわないこと。
まずは、
しっかり水分をとる。
食事を抜かない。
睡眠環境を整える。
暑さを我慢しない。
そんな小さなケアから始めてみてください。
そして、身体が出している「いつもと違う」というサインにも目を向けてみましょう。
夏の終わりは、秋に向けて身体を整え始めるタイミングでもあります。
「なんとなく調子が悪い」をそのままにせず、まずは自分の身体に必要なものでケアしていくこと。それも、季節に合わせた大切な養生のひとつです。
日頃の忙しさを癒す時間がみなさんも作れると嬉しいな。と思います。

