秋の養生 その②

秋の養生法として前回、乾燥対策について書いていました。
まだ読んでない方はこちらをどうぞ 秋の養生

秋の養生ポイント二つ目

心をリラックスさせる

リラックス?と思う方もいるかもしれません。忙しくしていると意外と呼吸が浅くなっているかもしれません。
筋肉が緊張した状態が長く続くと上手だとにリラックスできなくなることも・・・。
腹式呼吸をゆっくりしながら心と体を上手に繋げていきましょう。
マインドフルネス、出来る方は秋からの習慣として始めるのもお勧めです。
1日5分!と決めて行うことももちろんおススですが、私もなんですが習慣化するのが難しい人、更にマインドフルネスに慣れていない人にとって時間を決めてやるのは少しハードルが高いように感じます。

私がおすすめするのはもう少し簡単なマインドフルネス。
お風呂の湯船に浸かった時、もしくは夜寝る前の時間に
一旦今体の中にある息を全部吐き切って
ゆっくり息を吸い込みます。
余裕があれば5カウントくらいでゆっくり吸い込み、1呼吸止めて、6カウントくらいで吐きます。
意識は呼吸に向けます。
体には力が入っていない状態で。
(これも入ってしまう方は一旦手足にぎゅーっと力を入れて抜いた後の脱力状態を利用するといいです。)

普段から肩に力が入りやすい人、眉間に力が入っている人はそこに手を当ててゆっくり呼吸してみるのもおすすめです。
年末にかけて何かとバタバタすることが多くなるものです。
ぜひ忙しい時こそ一旦立ち止まってご自身の呼吸に目を向けてみてくださいね。

最近はYouTubeでもマインドフルネスと検索すると色々なガイドが出てきます。
ガイドに沿ってマインドフルネスやってみるのもおすすめですよ。

なかなか、自分でやると出来ない。という方は治療の際にお声かけください。
ゆっくり呼吸に合わせて治療を行うことで自然とマインドフルネスが出来るようになります。
普段のおしゃべりとはまた少し違った体と心を繋げて行う治療も良いものです。(たまに患者さんに呼吸を意識してもらいながら治療を行っているのですが、これがマインドフルネスに近い状態になっています。)

秋は美味しいものも多いので色々食べたくなったりしますが、口を動かすことでストレスを減少ようとしているという側面もあります。
食べ物でのストレス発散は胃腸を消耗するのであまりおすすめできません。
また、その行為そのものがストレスの本質から目を背けていて問題の解決を妨げてしまうという事も・・・。

美味しい食べ物は心から美味しいと感じる時に。
そして、ストレスで呼吸が浅くなってしまうという方は解決しようとするのではなく、まずマインドフルネスを行って自身を俯瞰してみるのが良いのではないかと思っています。

思考で解決出来ないことをどうやって解決するかというと・・・
自分自身の中にある気づきで解決する。
また話を聞いてもらう。という事で見方が変化することも。

はり灸サロン月花では傾聴と治療を一緒に行っています。
普段、話せないこと、どこで話したら良いのか分からないことをお話ししてみませんか?