月花ワンデーリトリートを開催しました(つづき)

さて、先日のブログの続きです。
登拝後はみんなでランチ。
お腹を満たしたら今度はオープンダイアローグで心も満たす時間を過ごしました。

三輪山に登って、本堂へ移動し、お参りを。
体も心も清々しい気持ちでお参りしました。
とはいえ、汗で体はベトベト・・・苦笑

本堂でのお詣りはそれぞれ願いごとをしたり
感謝の気持ちを伝えたり
そんな静かな時間だったように思います。

【ジンジャーダイアローグ】と名付けられた今回のオープンダイアローグ。

オープンダイアローグを知らない方も多いと思います。(私も以前はそうでした。)
オープンダイアローグは1980年代にフィンランドのとある精神病院で始まった病院の患者と医療従事者の対話のルールです。
・その人のいないところでその人の話をしない
・一対一で会うことをやめて複数人で話を聴く。
というのがオープンダイアローグの特徴です。カウンセリングだと、医師と患者の一対一が普通なのですが、こういう取り組みをすることで患者さんの治療にも一定の効果が出ているということで、世界中に広がった対話の形式です。
誰かの話をじっくり聴く。そして話すひとは話す内容をジャッジ(良い、悪い)されない安心感の中で話す。ということが可能になります。
誰かに遮られることなく、人に話を聞いてもらう経験って意外とないものです。
オープンダイアローグの体験はやって見ないと分からないのですが、やはり安心感と信頼感があり普段の自分では気が付かなった考えが出てくるので面白いと私は思っています。
(これは話す側でも聴く側でも同じ)

今回は横須賀の鍼灸師で、私の傾聴の大先輩でもあるカツさんにお越しいただいて、オープンダイアローグを実施しました。
カツさんが名付けてくれた「ジンジャーリトリート」は神社とジンジャー🫚をかけた心がホット温かくなるようなダイアローグです。大人になると聞き手に回ることが多い方が多い中、話をしてくれた方の勇気や、それを参加者の皆さんが受け止めてくれる様子を見てしみじみこのリトリートをやっていて良かったと思いました。

一日沢山の汗と涙を出してすっかり代謝が上がったような。
清々しい気持ちになったリトリートでした。
普段の生活から離れて一人ひとりが非日常の中、自分自身との対話する時間になりました。
今年度の月花が主催するリトリートはこれでおしまい。
来年はどんなリトリートをしようかな。そんな事を思う9月のリトリートになりました。