5周年を迎えて

 2018年の今日、5月22日にはり灸サロン月花はオープンしました。

あっという間に過ぎたようにも思いますが、長い5年間でもあったような気がします。
一つだけ確信のようにある気持ちが「お客様が来てくれたから今の月花がある」ということ。
体調が悪いとき、病院に行っても良くならない・・・。「様子を見ましょう」と言われても、痛みが消えなかったり、不調が消えない方が最後の望みをかけて月花に来られる。
そういう事も多くありました。その度に、この人は良くならなかったら・・・私には無理・・・と尻込みしないために勉強を続けてきました。

 ただ治療するだけではなく、その人の心に寄り添いたい。そう思うようになり、リトリートを経験したり、自身でもリトリートを開催したりしました。
 コロナが蔓延し(今も無くなったわけではないですが・・・)見えない未来に気持ちも体も辛い。そんな方は増えてきています。体の不調だけでなく、心の不調にも出来ることはないか。
そう思い、傾聴を学び始めました。
 周囲の方に助けられ、先人から学び、そして自分自身の自問自答を繰り返しながらきたこの5年の間に多くのことを学び、成長できたことも私にとっては大きな喜びです。
 全ての成長や学びが月花に来てくれるお客様があってのことだと感謝しても足りない位です。

 1人で独立して始めましたが、その後、アロマセラピストの長谷川さん、三浦さんと少しずつ一緒にやってくれる仲間が増えて心強くなりました。
 元々、サロンを始めるときに内装や看板を作ってくれた設計士さん、名刺やチラシを作ってくれたデザイナーさん、サロンの備品を買いに行ったり、組み立てを手伝ってくれたお友達、ホームページの作成を担当してくれたパートナーのまりもさん。(本人もこう呼ばれていることを知っていますが、許可は降りていません。笑)
 こうやって助けてくれている人の名前を挙げ出したらキリがないのですが、私はほんと治療以外のことはトンと苦手で、助けてくれる人がいてくれたおかげでこうやって仕事が続けられています。

これまでありがたいことに、5年の間、辞めたい、向いてない・・・と思うことはなく、ずっとまっすぐ前を向いて走り続けてきたように思います。そして、これからもそうやって走り続けられるよう、心も体も健康でありたいと思っています。
月花を去るときのお客様の晴れやかな顔と軽やかな足取りが見られることが何よりの喜びです。
鍼灸セラピストとして、今後もたくさんのお客様の人生の歩みを伴奏できますように。

たくさんの感謝と愛を込めて

まだサロンの準備が出来ていなかった1番最初の様子。今はもう少し色褪せてたりするけど・・・

鍼灸セラピスト 屋由美