私は独立してから度々参加している勉強会がいくつかあります。
セラピストの学校の校長先生である谷口先生は私にとってセラピストライフの楽しさや豊かさを教え、導いてくれる素敵な先生です。
その谷口先生と先日、私の話を聞きたいと言われ、嬉しくウキウキでお茶しに行ってきました!
谷口先生とスタバでコーヒーを飲んで私のセラピストライフについてお話ししてきました。
谷口先生との出会いは5、6年になりますが、会うタイミングが実に鍼灸セラピストとしての節目節目にお会いしているなと感じています。
今回もお話していて、谷口先生との出会いが私自身の学びにも多く関与している。
私のセラピストとしての成長とリンクしているな。と谷口先生とお別れした後しみじみ思いました。
昨年末より鍼灸師向けの傾聴を学ぶオンラインサロンに入り日々白目になりながら傾聴を学んでいるのですが、谷口先生との会話はまさに自分自身が傾聴によって得た学びを会話の中で一つひとつ拾い上げて確認するような感覚でした。
普段、セラピストとしてクラインアントと向き合う時、ふと私たちは本当に相手の話に、心に、体に耳を傾けているかな。と思う事があります。
また多くのクライアントさんが自分自身の不調と向き合ってくれるドクターがいない。話を聞いてもらえない。と感じていると思います。そして、それはお店で服を選んでいる時にも、レストランでも感じる事があるかもしれません。
人は聴いてもらう事に慣れていない。そんな風に思うこともあります。
それと同時に私たちセラピストは誰かに耳を傾けてもらっているかな?とも思うようになりました。どちらが大事とかではなく、どちらも大事なんですが…。
話を聴くという言葉は一見シンプルなのだけど、実際それができているかというと違うのかもしれません。
私の目の前の人の話に集中して耳を傾ける。それはセラピストでなくても出来るのだけど、セラピストだからこそ耳を傾けた先にあるものを見つけられるのではないか。と密かに思っています。
谷口先生との会話は本当に安心して聞いてもらっていると感じられ、それによって内省出来たようにも思います。
ちょうど4月より独立してからご縁があり薬膳や東洋医学について教えている専門学校で思い切った「自己開示」をしました。ずっとこの事を話すことはできない、バレないようにと気を張っていたのですが・・・。
実際に自己開示をしてみると。なんともスルッと生徒達に受け入れられていたのが驚いた反面、あぁ、こだわっていたのは私だけだったんだな。
と思いました。
新しい生徒たちが愛おしく可愛いとさえ思えてしまうのには私が心を開く、相手を信頼して自己開示する。たったそれだけのことだったようです。
立場や肩書きが私たちにこうあるべきだと縛り付けるのではなく、立場や肩書きが自分自身の価値観のフレームによって自分の言動を縛り付けているのだと学んだ経験になりました。
鍼灸セラピストとして患者さんと向き合うも少しずつまた新しいフェーズへと移行している今日この頃。
楽しく、軽やかに日々学びながら成長する幸せを噛み締める時間になりました。
気がついたら谷口先生と写真も撮らず、あっという間に過ぎてしまった時間。
こういうところは相変わらずです。苦笑
普段から学びたいと意欲があると学べるチャンスは沢山あるんだな。
そんなふうに感じることもあります。
このブログを読まれている皆さん、最近学びっていう学びはないな。
そう感じていて、何かを始めたい。そう感じるのであれば、自分の体に目を向けてみてはどうでしょうか?
体の叡智から学ぶことはたくさんあると個人的には思っているので今後も月花に来ていただいているお客様に鍼灸だけじゃない体の事お伝えしていきたいと思います。
私にとっては患者さんとのおしゃべりは大好きな学びの時間でもあります。
そして私との会話が患者さんにとっても楽しい気付きの時間になっていたら嬉しいなと思うのです。