季節の変わり目の不調に

 大寒桜の桜があっという間に葉桜になり、ソメイヨシノがそこかしこで咲く季節になりました。
春だなぁと道を歩きながら思います。
 今年は桜を見に出かける人も多いのかもしれませんね。
夜は冷えることもあるのでぜひ一枚羽織るものを持ってお出かけくださいね。
私もそろそろなんとなくやめてしまっていた夜のウォーキングを再開しようかしらと思っています。

さて、最近月花には急に首が寝違えたようになって、とか腰が痛くて・・・という方が多くいらっしゃるようになりました。
急に起こる痛みは季節の変わり目によく起きる症状です。

なんとなくの不調と同じく「内耳点」の状態を見ながら治療していくことが多いです。
通常の腰痛や肩こりだと使い過ぎによって起こることが大半なのですが、この時期は内耳点や鼻、喉の調子が悪くて起こる首・肩のコリ。
内耳点と下腹部の不調(膀胱や子宮、前立腺)などの反応がセットで出ている腰の痛み。
この2つが多いと思っています。
なので、腰周りだけ鍼を打ったりお灸をしても腰痛はなんとなくスッキリしなかったり、首・肩のコリもスッキリしにくいことが起こります。
今出ている反応をきちんと見極めて治療し、日頃の生活をアドバイスする。
当たり前のことなのですが、痛いと言われるとそこばかり注目して治療しているとスッキリ良くならないな。ということが起こります。

初めて月花で治療を受けている方は、肩が痛いのに、耳のローラーを長くしていたりすると「私が痛いのは首なんですけど・・・」と言いたくなる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、きちんと全体の状態を底上げするとスッキリした顔をして「体は繋がっているんですね」と何か納得したようにサロンを後にされます。

自分自身では気が付きにくい、小さな炎症による体のサイン。これを見つけるのは普通の人にとっては難しいことかもしれません。ですが、治療にくるとこの小さなサインの内に対処できるので、痛みが長引いたり、悪化することが少なくなります。
中々よくならない、という不調に鍼灸はおすすめですが、同様に小さいサインの内に鍼灸治療を受けるとびっくりするくらい元気になります。

春になると体調が崩れる方、少しゆっくり休んだら少しずつ体のケアを始めると来年の春はきっと今よりグッと楽になります。
千里の道も一歩から、健康も同じだと思います。
焦らず、目の前のことを一つ一つ積み上げていきましょう。
一緒にお話を伺いながら整えます。

背中のお灸は気持ちいいです。
背中が凝り過ぎて辛い方にしています。