めまいと一言でいっても、実はその原因はさまざまです。
耳の不調や脳の病気だけでなく、首や自律神経のバランスが関係している場合もあります。
すでに「めまいの種類と原因」についての記事で、
回転性めまい・失神性めまい・ふらつき感のめまいの3つを紹介しました。
→ 詳しくは めまいの種類と原因 をご覧ください。
今回は、日常生活で多く見られる
**「首こりタイプ」と「自律神経タイプ」**の2つの原因軸に注目して、鍼灸でどのように整えていくのかをお伝えします。
首・肩こりが関わる「筋緊張性めまい」

長時間のスマホ・PC作業や姿勢の崩れによって、首や肩の筋肉が固くなると、血流や神経の働きに影響が出ることがあります。
特に、後頭部を通る血管(椎骨動脈)や神経が圧迫されることで、脳への血流や平衡感覚を司る神経の機能が低下し、めまいを感じることがあります。
こんな症状が出やすいです:
- ふわふわするような不安定感
- 肩こり・頭重感・眼精疲労を伴う
- 回転というよりも「浮くような」感覚
鍼灸での対応:
自律神経の乱れによる「失神性・ふらつきタイプのめまい」

ストレス・寝不足・気圧の変化などで自律神経のバランスが乱れると、血圧や血流のコントロールがうまくいかなくなります。
その結果、立ち上がったときにクラッとしたり、ふわふわした不安定感が続くことがあります。
こんな症状が出やすいです:
- 立ち上がり時の立ちくらみや失神感
- 気圧や天候で調子が変わる
- 疲れやすく、全身のだるさを伴う
鍼灸での対応:
鍼灸によるアプローチ
めまいは「耳」や「脳」だけでなく、首の筋緊張や自律神経の乱れが深く関係していることがあります。
この2つのバランスを整えることが、再発予防のポイントです。
鍼灸は、筋肉・血流・自律神経のすべてに同時にアプローチできる方法です。
病院で「異常なし」と言われた方や、長く続く不調でお困りの方も、はり灸サロン月花へ一度ご相談ください。

