朝起きたときに「顔がパンパン…」、仕事終わりに「足が重だるい…」と感じたことはありませんか?
それは「むくみ」が原因かもしれません。
むくみは一時的なものから、体の不調のサインまで、さまざまな原因が関係しています。

今回は、足や顔のむくみの原因についてわかりやすくまとめました。日々のセルフケアなど、ぜひ参考にしてみてください。また、むくみの改善に鍼灸を取り入れることも検討していただけると嬉しいです。
むくみとは?
むくみ(浮腫・ふしゅ)とは、体内の水分が必要以上に皮膚の下にたまっている状態です。血液やリンパ液の流れが滞ることで、余分な水分や老廃物がうまく排出されず、腫れぼったく感じてしまいます。
足のむくみの主な原因
1. 長時間の立ち仕事・座りっぱなし

重力の影響で、血液やリンパ液が下半身にたまりやすくなります。筋肉のポンプ機能が働かないと、スムーズに心臓へ戻れずに むくみやすくなります。
2. 冷えや血行不良

冷房の効いた室内や、冷たい飲み物の摂りすぎで体が冷えると、血管が収縮して流れが悪くなり、むくみを引き起こします。
3. 塩分のとりすぎ

味の濃い食事やスナック菓子などを多く食べると、体は塩分濃度を下げるために水分をため込もうとします。これもむくみの原因になります。
4. 女性ホルモンの影響(生理前・妊娠中など)

女性はホルモンバランスの変化によって水分をため込みやすい時期があります。特に生理前や妊娠中はむくみやすい傾向があります。
顔のむくみの主な原因
1. 寝不足・疲労

睡眠が不足すると血行やリンパの流れが悪くなり、顔に水分がたまりやすくなります。目の下のクマやまぶたの腫れなどもその一因です。
2. アルコールの摂

お酒を飲むと血管が拡張し、体内の水分バランスが崩れやすくなります。翌朝の顔のむくみの原因になることも。
3. 塩分や糖分の摂りすぎ
体内に水分がたまる要因となり、特に目の周りや頬のむくみが目立ちやすくなります。
4. 睡眠時の姿勢

枕が高すぎる、うつ伏せで寝るなどの習慣も、顔に水分がたまりやすくなる原因となります。
むくみを防ぐためのセルフケア
- こまめに体を動かす(座りっぱなしを避ける)
- 塩分を控えめにする
- 寝る前にアルコールや水分を取りすぎない
- 足湯や温かいお風呂で血流を促進
- リンパマッサージやストレッチ
- 寝るときは足を少し高くして寝る
むくみが続くときは要注意
一時的なむくみであれば、生活習慣を見直すことで改善することが多いですが、心臓・腎臓・肝臓などの疾患が関係していることもあります。
- 朝だけでなく、日中も常にむくんでいる
- 片足だけがむくむ
- 痛みや赤みを伴う
このような場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
まとめ
足や顔のむくみには、日常生活の中の小さな習慣や体の冷え、ホルモンの変化など、さまざまな原因があります。まずは自分の生活を振り返って、むくみのサインを見逃さないことが大切です。
「ちょっとした不調」から体の声に耳を傾けて、むくみ知らずの快適な毎日を目指しましょう!