断食中の話です。
すずなり京都さんの断食の流れ
まずはすずなり京都さんでの断食について簡単に説明すると、宿のお部屋の中にはテーブル、布団があり、酵素ジュースが入っているクーラーボックスとその酵素ジュースを割る為のお水が置いてあるだけ。
自分自身で持ってきたペットボトルに酵素を入れて、お水で4倍を目安に薄めて飲みます。
量は気にせず、好きな時に好きなだけ飲んでいいとのこと。
思っていたより簡単で驚きました。
酵素ジュースは甘くておいしくほんのり梅の味がする酵素でした。
酵素ジュースはかおるさんの手作りだそうです。この酵素ジュースだけの為にまた来たい!と思えるほど・・・。
今回の断食の目的は?
今回の断食の目的はデトックスでした。
普段、私自身、詰込み型であれこれ興味がある事を手当たり次第に始めるクセがあります。
そのせいで余裕がなくなったり、忙しくなり過ぎてしまう事が反省しなくてはいけない所です。
今回は可能な限り物を減らし、考え事や仕事から切り離して、自分自身と向き合いたいと思っていました。
そこで決めたマイルール。パソコンを持っていかない。読みたい本は2冊まで。(1日1冊以下という意味で)
断食をしていると体調不良のような症状がでることがあります
断食をしていると好転反応で頭痛や吐き気が起こる事があります。
私も少し体がだるく、頭痛がしてきたりしていました。
普段食べている添加物を始めとした私の体にとって要らないものが出て行っているのだなぁ・・・と感じながら、おとなしく布団の中で休みます。
初日の夜だけお腹が空いて眠れなかったらどうしよう。。。という不安からみぞおちにラベンダーをスリスリ塗って手の平の温かさを感じながら寝ましたが(笑)結局一度もお腹が空いて辛いという事はなかったです。
断食による変化
ちょうど梅雨の真っ只中だったので一日中雨が降っていました。
霧雨のような雨に濡れた木々は青々と幸せそうで、濃い緑の香りが立ち込めていて山の生命力のような物を感じます。
15分から30分くらいのマインドフルネスを時折入れながら、読書をしていると一人静かに読書をする時間が楽しくて、一体いつからこういう時間を持てていないのか想像もつきませんでした。
読書も瞑想も、極端に言えば断食も私の場合は一人で家で過ごせば出来るはずの事。ですが、実際に家にいると、普段おろそかにしている家事ややりかけの仕事など色々な雑念が私を刺激してちっとも出来ないのです。
こうやって普段の場所から体を引き離すと、よりシンプルに素直になるように思いました。どこにも属さない自分を見つめていると、一人でいる自分の中に残った勘定は自分でも驚いたのですが、
心地よさ
でした。
空腹によるイライラ(普段私はお腹が空くと極端に性格が悪くなります。)寂しい、仕事をしていない不安、承認欲求が満たされない事による心もとなさ、焦り、そういった感情は一切現れてきませんでした。
ただ、そこにある自分の姿。そこには静かな時間と空っぽの頭でした。
昨年開催したリトリートとの違い
昨年はハワイ島のリトリートや自身で開催したリトリート。
その二つのリトリートをしているときと似ているのだけど、少し違う時間が過ごせました。
二つのリトリートを経験しているからこそ、一人で行うこの断食には新しい発見がありました。
誰かがいるリトリートでは普段の生活から切り離され身も心も自由になった状態で周囲の人から受ける影響により、自分の内側から生まれる新しい感情や、気が付かなかった自分を見つけられます。
それに対して、ひとりぼっちで行うリトリートには自分の内側がほとんど揺るがないのです。たまに風で波紋が出来る池のよう、そのまま心の内側を眺めていくと波紋は収まっていきます。
静かで穏やかで心地よいそんな時間に私は十分に癒され、安らぎを感じたのでした。
最後に
今年は特に自分の内側と向き合い、次のステップに進みたいという気持ちが強い年だなぁと思っています。
40歳になる私。まだまだ成熟していなくて、気持ちはフレッシュなままなのですが、年齢という数字に縛られず、好きな事、気持ちが向かう方へ向いて、楽しく生活していけたらいいなと、それでいいのだとなんだか納得するような断食リトリートでした。
日に日に長くなっていくブログ・・・。
お付き合いいただきありがとうございます。
明日で最後になりますのでよかったら読んでくださいね。