この度、はり灸サロン月花では電子カルテ及びデジタル問診票の導入を決定しました。
これまで通われるお客様の個人情報は極力取りたくないと思い、主に同意書のサインのみをいただいておりましたが、今年全日本鍼灸学会に参加して、改めて症例検討する意義、今後の鍼灸院と病院との医療連携を進めるためにもまず自分が出来る事をしたいと考え導入を決めました。
【患者さん・ご家族へ】
はり灸サロン月花では、「症例報告」という形を通して、治療の成果や治療中に起きた問題などについて、医療者同士が経験を共有します。共有することで、診断や医療安全などの水準を向上し、治療方法の検討などを行い、解決の糸口を見つけたいと考えています。
そうした目的のために患者さんの診療情報(症状経過、処方内容、検査データなど)を、患者さん個人が特定されない形にして(個人情報を保護して)、「症例報告」に活用させていただきたいと思います。
具体的には、
◆症例検討会や学会などの場で、スライドを用いた口頭・ポスター発表で報告
◆医学雑誌などに、文章で報告
といった方式をとります。発表の際、患者さん個人が特定されないように(個人情報を保護するために)、次のような配慮・工夫をします。
□ 氏名 …イニシャルも含めて提示しません。
□ 生年月日および住所 …提示しません。
□ 年齢 …「○歳代」などのおおよその形で提示します。
□ 日付 …「X年2月」といった、具体的な年代は分からない書き方にします。
□ 地名 …医療機関名や地域名などについては、「A病院」「B県」などの記載を用います。
□ 家族歴・職業歴など …症例報告に必要不可欠な事項に限定します。
□ 画像・検査データ・その他の診療情報 …必要な場合に最小限の部分だけ提示することがあります。患者番号や氏名といった個人を特定可能な情報は削除します。顔写真など、容易に個人を特定できる写真は使用しません。
また、症例報告へのご協力は自由です。お断りになっても診療上の不利益がないことをお約束いたします。また、一度同意した場合でも、後で取りやめることができます。ただし、同意取りやめの時点で報告済みの情報や、切り離してしまって誰の情報かわからない情報については、削除できない場合があります。
2024年より本格的に電子カルテを導入し、月花にお越しいただいているお客様だけでなく、体調が悪く何か良い治療法hないかと探されている方がご自身が納得する医療に辿り着ける手助けになれるようこれからも精進していきたいと思います。
ご理解、ご協力のほどどうぞよろしくお願いいたします。