自分に気づく場所があるということ

今日は私が所属しているオンラインサロンここちめいどのお話を少し。

2022年から私は鍼灸師がメンタル鍼灸を学ぶために所属している「オンラインサロン ここちめいど」です。メンタル鍼灸っていうとメンタル疾患の方のための治療法を学ぶ。という風に感じるかもしれません。
実はメンタル疾患に効くツボを学ぶのではなく、メンタル疾患についての理解を深めること。
メンタル疾患の患者さんに寄り添うための「傾聴」を学ぶ場なのです。

実際に当院で私から傾聴について話を聞いたことがある方もいらっしゃるとは思いますがそうでない方のためにまずは傾聴について簡単にチャットGPTさんに聞いてみると・・・

『傾聴(けいちょう)』とは、相手の話をただ聞くだけでなく、注意深く耳を傾け、理解しようとする姿勢を持って聞くことを指します。
ということだそうです。更にポイントを聞いてみると(チャットGPT頼り。苦笑)

⭐︎傾聴のポイント

1. 相手の話を否定せずに受け入れる→「それは違う」「でも」など、すぐに反論せず、まずは相手の気持ちを尊重する。

2. 共感を示す→「それは大変でしたね」「嬉しかったでしょうね」など、相手の気持ちに寄り添う言葉をかける。

3. 相手の言葉を繰り返す(オウム返し)→「○○が大変だったんですね」など、相手の言葉を繰り返して、しっかり聞いていることを伝える。

4. 適度な相づちやリアクションをする→「うんうん」「なるほど」「それで?」など、自然な反応を示して会話を促す。

5. 沈黙を怖がらない→相手が考える時間を持てるように、無理に話を埋めずに待つことも大切。

普段、鍼灸セラピストとして仕事をしているとお話聴くということがとても大切だし、これを読んでいる人もそう思うと思います。
が、言うは易し、行うは難し・・・。
オンラインサロンここちめいどに入った当初は本当に本当に大変でした。
ワークや定例のミーティング(月に2回ある傾聴を練習する会)でショックを受けて眠れなくなる日も少なくなかったんです。
傾聴を学び始めてまだ二年ちょっとなのですが、成長したと実感することも、まだまだだなーと思うことも両方があります。

チャットGPTさんが教えてくれたポイント5つ。これも私が治療の時に意識していることもあるし、傾聴ではなくおしゃべりやアドバイスをしているときももちろんあります。
なので、どこからどこまでが傾聴かというのは話している方からは分からないかもしれません。
私の中では割と最近は区切られてきている様に感じます。
話しやすい、話を聞いてもらったという感覚になる時には傾聴をしている時だと思います。

上手く話せないと感じる人ほど、途中で話すことを諦めてしまったり、話しを聞いてもらった人に遠慮して話せなくなったりすることもあります。
だからこそ、相手の話を否定せずに話を聴いてもらうことが大切だと思っています。
そう思う理由は私自身がそうだったから。

昔からおしゃべりは好きでしたが、誰かに相談したり意見を求めることはずっと苦手でした。
誰かのふとした言葉で勝手に傷ついてこれ以上傷つかないように、その話題を意図的に避けたりすることも多かったです。
自分がそのことをどう思っているのか、と話すことには今でもたまに「正解じゃなかったらどうしよう」と思うので話せないとたじろぐことがあります。
ここちめいどで何度となくこの自分の思考のクセと向き合い、トレーニングをしてきたから今落ち着いて話を聴くことができるようになったし、もっと話しやすい相手になりたいと思っています。
人と話す事で自分の内側を見つめられる。そう思う事があります。
1人で頭の中で思考していてもまとまらないことも話しているうちに内省が進み、自分がどうしたいのかが分かります。

そんなオンラインサロンここちめいどのメンバーとメンバーの鍼灸院の患者さん向けの新しいイベントが始まりました。
自分のことを話すのは苦手、そう思う方こそ、安心安全の場所で自分の気持ちを話してみると傾聴や対話の力を感じられるかもしれません。